家計の簡単節約術貯金方法の紹介 >定期預金の活用、比較

貯金ならネットの定期預金

ネット銀行を活用

ネット銀行は、店舗を構えてない事から、人件費、不動産などの余計なコストがかからない事から、金利、振込み手数料などの面で、都市銀行、地方銀行に比べて非常に優れています。
ざっと比較してみると、

銀行名 振込み手数料
(3万未満)
ATM利用
(引き出、預け入)
1年定期
(100万未満)
5年定期
(100万以上)
イーバンク銀行 160円 キャッシュカード
月1回無料
クレジットカード
月2回無料
0.81% 0.98%
ジャパンネット銀行 168円 月1回無料 0.88% 0.75%
ソニー銀行 210円 セブン銀行無料
他提携銀行は
4回まで無料
1.085% 0.875%
新生銀行 3回まで無料。
4回以降300円
全提携銀行無料 0.9% 1.0%
都市銀行 210円 0.35% 0.55%
地方銀行 210円 0.35% 0.6%

ばらつきこそありますが、都市銀行、地方銀行の2倍近く、短期の定期ならそれ以上高い事が分かります。

預金専用なら新生銀行かイーバンク

最近、ATMの利用がしにくくなっているイーバンク銀行。預金金利も以前より下がってしまいましたが、当初5年間は年1.3、それ以降は年1.5%になる満期特約型定期預金は、長期預金なら最もリスクも少なく、高い金利が期待できます。また、以前より金利は下がったとはいえ、1年定期~5年定期まで、常に高い金利で安定しています。キャンペーン金利を除けば、イーバンクの金利は高い水準にあるといっていいでしょう。運営元がセブンイレブン、イトーヨーカ堂などを運営する会社で安心だという一面もあります。
また、新生銀行は、ATM利用手数料が原則無料という、他ネット銀行にはない利用のしやすさが特徴です。定期預金については、金利が2倍になる可能性のある金利2倍チャンスや、預入期間延長特約定期預金という、当初3年間は1%の金利、その後は1年毎に金利が上がり、6年目は年1.5%10年目は2.4%と、預ける期間が長くなる程金利が上がるなど、どちらかと言えば、「必ず高い金利が保障はされないが、銀行の経営と、運があれば高い金利が期待できる定期預金を扱っています。
満期特約型定期預金と、預入期間延長特約定期預金については、このページで順に詳細を記載しています。

満期特約型と預入期間延長特約定期預金共通の特徴

満期特約型、預入期間延長特約定期預金共通の特徴として、

  • 普通の定期預金よりも預金利息が高い
  • 預金保護の対象内で、1000万円までは、銀行が破綻しても預金と利息は保障される
  • 中途解約ができない。中途解約する場合は、解約手数料が高くなる
  • 経済情勢、銀行の経営状態などで、預け入れ期間が長くなったり、短くなったりと銀行側の判断に左右される

満期特約型定期預金、イーバンク

満期特約型定期の特徴は、安定して高金利が期待できる事。特に、10年定期は、最初の5年間は年1.3%、その後銀行側が引き続き預金を延長した場合、後の5年間は年1.5%と、その後の金利はさらに高くなります。
仮に銀行側が延長しない決定をした場合でも、年1.3%は、現在の経済情勢からすると、かなりの高金利です。
但し、市場金利が上昇して、1.5%以上の金利になった場合、銀行側は市場の金利より低い金利で定期預金を資産運用などに利用できるため、預金期間の延長という手段を取るでしょう。
そうなってしまった場合は、結果的に一般定期預金の方が金利が高かったという事もありえます。
そういう面から考えても、貯金の3分の1くらいを預けておいた方が無難だと、個人的には考えています。

預入期間延長特約定期預金、新生銀行

預入期間延長特約定期預金(パワーステップアップ預金)は、当初3年間は、普通の長期の定期預金と同じくらいの金利で、その後は、銀行側の判断で預け入れ期間が延長され、延長される毎に金利が上がる定期預金です。
預金金利は、当初3年間は、1%、
その後延長される毎に、

  • 4年=1.1%
  • 5年=1.2%
  • 6年=1.3%
  • 7年=1.5%
  • 8年=1.8%
  • 9年=2.1%
  • 10年=2.4%

と、預ける期間が延長される程金利も上がります。
しかし、当初の3年、もしくは4、5年で預け入れ期間が終了する事もあります。
市場金利よりも預け入れ金利が明らかに低い場合は、預け入れ期間が延長され、
逆に預け入れ金利の方が市場金利よりも高い場合は、金利の低い3年、4年で預け入れ期間が終了する可能性が高いと思われます。
高い金利がもらえるのか、
普通の預金とそう変わらない金利にしかならないのか分からない、「金利の高さ」という面で考えるならいわば、バクチ的な特徴を持っています。

いずれにしても、高金利が期待できるタイプの定期預金は、中途解約をする場合、高い解約料を支払わなければならないので、全く手を付けないお金のみを預けましょう。


inserted by FC2 system